大南地域の商品開発を請負いました/大分市まちなみ整備課

\  大分市大南地区の食事業を終えました  //
地域食文化を遺すきっかけ作りについて私に何が出来るのだろうと常々考えていました。そんな時に大分市まちなみ整備課さんより大南地区(戸次·判田·吉野·竹中)の商品開発のお話をいただき、景観伝統ある戸次吉野が含まれる地域だからこそ現在過去未来を紡いだ郷土ストーリーのある商品開発企画をと構想させていただきました。
先ずは江戸時代~昭和初期の祭事食や通常食から当時の産物までを資料文献より調査し、レシピも含めた地域食文化を掘り起こす事からはじめました。それをふまえ、地域の方々と座談会を行い試食会を経て子供達も見易い資料作りと商品開発へ進めました。
伴走していただいた パラボラ舎 parabola-sha たなか君には私の「あーしたいこーしたい」をわかり易くかたちにしていただき本当に感謝をしています。そして地域の信頼度が抜群な大分市まちなみ整備課の松尾さん吉良さん垣迫さんが礎におられたからこそ着地出来たプロジェクトでもあります。

伴走していただいた パラボラ舎 parabola-sha たなか君には私の「あーしたいこーしたい」をわかり易くかたちにしていただき本当に感謝をしています。そして地域の信頼度が抜群な大分市まちなみ整備課の松尾さん吉良さん垣迫さんが礎におられたからこそ着地出来たプロジェクトでもあります。
この冊子は大南地区の小学校中学校にも配布されており、今は作られなくなってしまった地域の食文化を大人から子供まで地域の皆様に再認識するきっかけになれば嬉しいです。
印象的だったのが座談会で大南食文化調査資料のプレゼン時や試食会の際にご老人方が「懐かしい」「うちの母親が作っていた」など年配方の食の記憶を聞けた事です。戦後、日本の食は大きく変わりました。戦前の方々の味覚の記憶は地域の食文化の財産です。戦争の記憶と同じ様にご存命の間にこうして文字として残す事は重要だと考えます。
プロジェクト冊子
▶Design @houbutsusen 田中みのる氏
▶Illust @hashisawa_1021 橋本沙和氏
▶photo @etofumio 衛藤フミオ氏

「なんでワッフルなのか」は冊子に説明を載せていますが、「なんで」と聞かれた時に説明をする事で大南戸次地域の景観を思い起こさせる役割があります。江戸時代、大南地域の約半分は臼杵藩であり在町戸次は海鼠壁が並びまた水害が多く石垣を詰んだ輪中の景観が今でも見られ、それにより土壌が豊かになりごぼう等農作物が実りやすい事、地形的にも米より麦が多く栽培されており米食より麦食が大半だった事、大南地区は大野川を挟んでいること等、胃袋で景観を想像していただく役目をワッフルの形状に託しました。
試食会では「けんちゃん」「ほうかぶり」など大南地域の郷土料理を挟んでおかずワッフルにして皆様にも楽しんでいただきました。
そして、地域の商品開発となると利益の不均等が起こりやすいのですが、それを解消すべく地域の皆さんが各々のアイデアで利益を産むスタイルにしました。
現在、賛同したいただいた大南地区の飲食店さんによるワッフルスタンプラリーが開催されています。平均年齢70歳の女性達が営む喫茶店やオーガニックカフェや戸次ごぼまん等個性豊かな飲食店さん達が作る大南地区の農作物や郷土料理を使い思考を凝らした可愛いワッフル達がお目見えしています。是非この機会に大南地域に足を運んでみてください!賛同参加して下さる店舗さん団体さんも常時募集しています!
▶だいなんワッフルスタンプラリー案内🧇
https://www.city.oita.oita.jp/o174/dainanwaffle.html
▶だいなんワッフルスタンプラリー参加店一覧🧇
https://www.city.oita.oita.jp/o174/documents/tenpo-press.pdf
3月26日の大分合同新聞社さんに取材いただいています。
▶大分合同新聞
https://www.oita-press.co.jp/1010000000/2023/03/26/JD0062210787?amp=true
▶Yahooニュース
https://news.yahoo.co.jp/articles/8d2759d04085f021c56e77f2bd56711b57237e4a

株式会社FUKUO

商品企画開発・飲食店マーケティング設計・メニュー構築・ 料理スチール撮影・HACCP指導・店舗設計支援から映画の料理監修まで 保持資格を駆使した多岐に渡る「食」専門企業です。 また地域食文化・歴史料理を取り入れた街づくり地域創生も手掛けております。 食のオールラウンダーとして日本各地の「たべごと」と共存共栄する企業を目指します。 代表取締役/フードディレクター 木村真琴

0コメント

  • 1000 / 1000