【自己紹介】私がなぜ食を仕事にしたのか、という話
私がなぜ食を仕事にし、塩ソムリエの資格を取得したのか、という話を。
それは、東京歯科大学および大分大学医学部の研究室で約10年間、研究補助員やCRC等として臨床研究等に携わるなかで、嚥下機能を失い食事ができなくなった方や、がん治験の副作用により何も食べられず天寿を全うされた方々を、間接的ながら数多く見てきた経験が原点になります。
「生きること=食べること」であるとそこで痛感し、医学研究等に従事する傍ら、食に関するさまざまな資格を取得しながら学びを得ていたところ、「人間とは、生物とは、そもそも何を源として生きているのか」という根源的な疑問にぶち当たり、「水」と「塩」という答えにたどり着きました。そして塩に関する専門知識を求める中で出会ったのが、「塩ソムリエ」という資格でした。
現在、私がフードディレクターとして、そして塩ソムリエとして仕事をしているのは、「死ぬ直前まで美味しいものを食べられる人生を送りたい」という、ある種の自己満足な思いが原動力になっているからであり、今の会社経営にまで至っています。
実家がフランス人夫妻と2世帯住宅で面白い食文化の中で育った環境も、食に対する多様性の考え方に影響しているのもありますが、一先ずそんなところです。
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●木村 真琴/株式会社たべごとカンパニー代表取締役
大分大学医学部腫瘍血液内科学講座・東京歯科大学歯科放射線医学講座にて研究補助員およびCRC等として勤務。
臨床研究の現場経験を通じて食の重要性を痛感し、食関連資格を多数取得。現在は飲食店のマーケティング指導、レシピ開発、HACCPコーディネート、店舗デザイン支援など“食”のオールラウンダーとして活動。手軽でTPOに合ったレシピに定評があり、年間400品以上を企業へ提供。また、食文化史事業にも取り組み、数多くのまちづくり・地域創生を手掛ける。武蔵野大学大学院環境学研究科在籍中。千葉県船橋市出身。
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